COLUMN

2020年6月26日

「クルクル」時間は無給休暇!?PC作業効率化の話

日々PCの作業的に圧倒的に多用しているのがAdobe Creative Cloudで、特にグラフィックではPhotoshopとIllustrator、動画はPremiere ProとAffter Effectsです。

作業中盤以降ではこれらソフトを一個ずつ動かすことはあまりなく、お使いの方ならお分かりかと思いますが連携(リンク)して使うことが多いです。
例えば印刷物であれば、背景や画像はPhotoshopで作りながらそれをIllustratorの中に取り込んでテキストやちょっとしたイラストを乗せていったりします。テキストを乗せてから下の画像の色味やレイアウトを調整する場合などは画像の方を編集したりするのですが、これを個別の作業(画像編集→保存→読み込む)で行うと効率が悪いので、PhotoshopとIllustratorは同時に稼働して画像を編集したら即座にIllustratorに反映されるようにして作業をします。これはPhotoshop&Illustratorだけではなく、Illustrator&Affter Effects、Premiere Pro&Affter Effectsなど2つ以上のソフトが同時稼働は普通のことです。

軽い素材のリンクなどは良いのですが、画像が高解像度だったりエフェクトが多めだと数ギガなどというのはざらにあり、ただでさえ軽くはないソフトを2つ同時稼働なのでスペックが低いPCだと読み込むだけで時間が掛かる場合もあります。

Adobe Creative Cloudは一応ですが安価なノートPCやタブレットPCでも稼働はしますが、1工程ごとに「クルクル」してすごく時間が掛かります。この「クルクル」している時間、トータルで何分?いや何時間?年にしたら何日、何十日分になるのでしょう?

もちろん「クルクル」してる時は何も出来ませんので自分にとっては空白の時間です。その間に違うやることでもあればですけど、それにしても効率が悪いですよね。以前、まだそんなに高性能CPUがなかった頃は保存をクリックしてからコンビニ行ってこれるくらいの時間が掛かることも普通にありました。

業務的に時間工数で換算するならこの「クルクル」時間中は無生産なので無給と同じですし、経営者さんならこの時間分も給与を払っていることになりますよね・・・。そう考えると、5万円のPCで何十時間も無駄にするなら30万円の高性能PCでロスタイム無く作業した方が全然効率的だと思います。もちろん支給されたPCでハード面はどうにもならないとかあると思いますが、使い方やファイル整理などいろいろな要素で少しでも改善できることはあると思います。

「クルクル」している時間は自分の時間ではないですし、その時間が長ければ長いほど生産性が低いということを認識して今一度ハードとソフトのスペックや状態を再度チェックしてみるのはいかがでしょうか?初期投資は負担になりますが決して高性能・高価格のPCが減価償却以外で元が取れないということではないと思います。
もちろん猫に小判では困りますが・・・

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  2020/06/26   ABOVE