COLUMN

2020年7月3日

誤字・誤植? もう少し気にして欲しい文字の表記

最近特に媒体に関わらず文章や単語などの正確性は煩雑な気がします。
Webなどは「間違っていても後で直せるから」でしょうかね。個人発信の媒体なら構いませんけど、企業や団体発信の文章・文字も怪しいのが多々見受けられます。

以前はテキストの鬼みたいな、常に読書している本の虫みたいなベテランさんがいて恐怖の赤入れがあって、ならもう最初から自分で書いてよぉ~(泣)、、と思うこともありましたが今となっては貴重な経験でした。

もちろん今でも掲載・配信される前に明らかな誤字・脱字はある程度は校正されているのでしょうが、そもそも間違っているかどうかよりも「気にしていない」ことが多いように感じられます。

例えば、固有名詞・ブランド名の表記などスタイルが決まっている物でも第三者の手によって勝手に書かれてしまったりもあります。特に勝手なのが「大文字・小文字」と「スペース」でしょうか。
たまになぜか英数"全角"なんてのもありますが・・・
日本語の人名・地名などは表記形式が一つしかないので変えようがありませんし、異なるのであれば確実に「間違い」となるのでしょうが、こと英表記となると人によってバラバラだったりします。商品名などブランド名は表記方法が決められているはずなのですが、ここでも「気にしていない」となるのでしょう。

ブランド名以外にもルールが決まっている物もたくさんあります。
一つが「.」の使い方。英表記ではピリオドの他に「略称」であることを表す使い方もあります。
例として「第〇戦」 みたいな大会数を表す時に「Rd.〇」を使いますよね?これは「Round」を略して「Rd」なので「.」が付きます。「Rd1」という表記はありませんし、これを読むなら「アールディーワン」と何かの型番とか?になります。
また、略さずに「Round」を使う場合も「Round 1」というように数字の前には「半角スペース」が入ります。「Round1」だと「ラウンドワン」と1つの単語と見られるので「第1戦」とは解釈されず、某レジャー施設名の固有名詞となりますので大会数などの表記ではなくなります。

英表記には他にもたくさんルールがあります。
日本人しか読まないから・・・と「気にしない」のは変なプリントTシャツを気づかずに着ているのと同じことくらい恥ずかしいことではないでしょうか。

個人発信ではなく企業や団体の代表として責任を持って文章を世の中に発信するのであれば正誤性はもちろん常に「気にする」ことが大事だと思います。

P.S. (post scriptの略)

"PS"だとプレイステーションのロゴブランド名または、単位の馬力(Pferd<馬> Stärke<力>*ドイツ語)とかパレスチナとか色々な違う表記になるようです。

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  2020/07/03   ABOVE